全体は大きく
- 基本情報
- 出発地情報
- 到着地情報
- 機体情報
- 座席・サービス情報
に分けられます。
それでは順に説明していきます。
1. 基本情報
基本情報として次の7つを記録します。
項目名 | 例 | 意味 |
---|---|---|
1.1 通し番号 | 83 | 通算の搭乗回数 |
1.2 航空会社名 | ANA | 航空会社の ICAO コード |
1.3 搭乗便名 | 13 | |
1.4 飛行時間 | 70 | 出発時刻と到着時刻の差の時間(分) |
1.5 距離 | 311 | 飛行距離(マイル) |
1.6 運航会社 | ANA | |
1.7 コードシェア便名 | (LH4948) | コードシェア便として搭乗した場合の便名 |
1.2 で使用するICAOコードは、ICAO(国際民間航空機関)が定めている、 航空会社のコードで、英数字3文字で表記します。 全日本空輸はANA、日本航空はJAL、ソラシドエアはSNJなどと決められています。 一覧はこちら
1.4 の飛行時間については、国際線で時差がある場合を考慮して、項目を設定しています。
1.5 の距離については、実際の飛行距離ではなく、出発地と到着地の直線距離です。
2. 出発地情報
出発地情報として、次の7項目を記録します。
項目名 | 例 | 意味 |
---|---|---|
2.1 出発空港名 | RJTT | 出発空港の ICAO コード |
2.2 出発予定時刻 | 2021-11-21 07:00:00+09:00 | STD(現地時刻) |
2.3 実際の出発時刻 | 2021-11-21 07:03:00+09:00 | ATD(現地時刻) |
2.4 ターミナル | 2 | 出発ターミナル |
2.5 ゲート | 65 | 搭乗口の番号 |
2.6 スポット | 65 | 駐機場の番号 |
2.7 離陸滑走路 | 05 | 離陸滑走路 |
2.1 で使用する出発空港のICAOコードは、こちらから確認できます。 例えば、羽田空港はRJTT、伊丹空港はRJOO、ジョン・F・ケネディ国際空港はKJFKのように決められています。
2.2 出発予定時刻、2.3 実際の出発時刻については、飛行機が動き始めた時刻を記載します。 フライトログなどには、離陸時刻を記載する欄もあるようですが、私は記録していません。
2.5 ゲート、2.6 スポットについては、大きな空港では同じことが多いですが、バスで飛行機に搭乗する場合は、 搭乗口の番号と駐機場の番号が異なることがあります。 駐機場の番号は、駐機場の周辺に書いてある他、AIS Japan で公開されているチャートから 読み取ることができます。
3. 到着地情報
到着地情報として、次の7項目を記録します。 これらは、出発地情報と同様です。
項目名 | 例 | 意味 |
---|---|---|
3.1 到着空港名 | RJOO | 到着空港の ICAO コード |
3.2 到着予定時刻 | 2021-11-21 08:10:00+09:00 | STA(現地時刻) |
3.3 実際の到着時刻 | 2021-11-21 08:08:00+09:00 | ATA(現地時刻) |
3.4 ターミナル | 南 | 出発ターミナル |
3.5 ゲート | 9 | 搭乗口の番号 |
3.6 スポット | 9 | 駐機場の番号 |
3.7 着陸滑走路 | 32L | 着陸滑走路 |
4. 機体情報
機体情報として、以下の3項目を記録します。
項目名 | 例 | 意味 |
---|---|---|
4.1 機種コード | B763 | ICAO 機種コード |
4.2 機種名 | B767-381 (ER) | 機種名 |
4.3 機体番号 | JA608A | 機体の登録番号 |
4.1 で使用するICAO機種コードはこちらから確認できます。 例えば、Boeing 787-9 はB789、Airbus 320 はA320など、直感的に分かりやすいですが、 B767-300 と B767-300 (ER) (胴体が長いバージョン)などの詳細な区別ができないため、4.2で機種名の詳細を記載しています。
5. 座席・サービス情報
最後に、座席やサービス・運賃などに関する情報を記録します。
項目名 | 例 | 意味 |
---|---|---|
5.1 座席番号 | 10A | |
5.2 座席位置 | W | 窓側(W) 中央(M) 通路側(A) |
5.3 座席クラス | Y | エコノミー(Y) プレミアムエコノミー(P) ビジネス(C) ファースト(F) |
5.4 搭乗理由 | L | 私用(L) 仕事(B) |
5.5 運賃クラス | VV01J | |
5.6 運賃 | 11950 | |
5.7 運賃の通貨 | JPY | ISO 4217 通貨コード |
5.8 SEQコード | 100 | チェックイン番号 |
5.9 バーコード | M1 SORA/TARO … | |
5.10 メモ |
5.9 バーコードについては、搭乗券に記載されたバーコードを読み取り、そこに書かれた文字列を登録します。
項目一覧(スクショ用)
上記で挙げた項目のうち、現地で記録する必要があるものを列挙します。
これ以外については、予約時のメールや搭乗券などで後からでも確認可能です。
記録タイミング | 項目 |
---|---|
出発時 | ゲート、スポット、離陸滑走路 |
搭乗後 | 機体番号 |
到着時 | ゲート、スポット、離陸滑走路 |
到着後 | 実際の出発時刻、到着時刻 |
機体番号については、Flightradar24などで後から確認可能な場合もありますが、 ごく稀に便名と機体番号が紐付かない場合もあるので、記録しておくと確実です。
まとめ
今回は、私が飛行機に搭乗する際に記録している34項目について紹介しました。
項目数が多くて大変に感じられた方もいるかもしれませんが、 後から機種や訪問したことのある空港などでデータを分析する際に便利です。
列車などの旅行記録については以下の記事をご覧ください。
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日本の全鉄道路線に完乗した著者が、おススメの鉄道乗車ログのつけ方を解説します。後から振り返りやすく、漏れなく記録できるおススメの形式です。是非ご覧ください。
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これまで100回以上の旅行をしてきた著者が、宿泊記録の付け方を解説します。後から振り返りやすいおススメの形式です。是非ご覧ください。